こんにちは、朝型旅人です!
今回は少し趣向を変えて、「都道府県別の日本遺産登録件数ランキング」と「もう日本遺産に登録されることの無いであろう場所」を考察してみます!
日本遺産の多い都道府県ランキング!
はい、今回はいつもと毛色の違う記事ですね。遺産自体のテーマとか背景とか全部すっ飛ばして日本遺産の件数を都道府県順別にランキング付けしてみました。
ここで上位の都道府県は”日本遺産巡り旅行”の予定が組みやすいってことですね。
まぁ行きたいところを訪れるのが一番ではありますが笑。
じゃさっそくランキングはこちら!(2025年7月の集計)
1位(9件) | 兵庫県 |
2位(8件) | 大阪府 |
3位(7件) | 奈良県、和歌山県、島根県、岡山県 |
4位(6件) | 北海道、滋賀県、京都府 |
5位(5件) | 福井県、広島県 |
全部の都道府県の集計結果は以下のファイルにまとめています。
なお、集計にあたって日本遺産ポータルサイト|文化庁が認定する日本の文化・伝統を参考にしています。
全体的に西日本が多め、東日本が少なめな傾向が見られますね。
各都道府県1件以上は日本遺産が登録されているのも分かりますね。
ランキング1位の考察
さて、ランキング1位は兵庫県でしたね。単独トップ。
せっかくの1位なんで全部の日本遺産を確認してみましょう。
- 丹波篠原デカンショ節
- 『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」
- 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
- 播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道
- きっと恋する六古窯
- 1300年つづく日本の終活の旅
- 「日本第一」の塩を産したまち 播州赤穗
- 日本海の風が生んだ絶景と秘境
- 「伊丹諸白」と「灘の生一本」
この9件ですね。割と地域型の遺産が多いのが驚きでした。
これらの遺産の特徴を見るに、江戸時代の文化やら歴史やらが評価されているケースが多いですね。
もう日本遺産に登録されることの無いであろう都道府県を勝手に考察!
日本遺産は各都道府県に少なくとも1件以上は登録されていましたね。
登録数のランキングを作成した後、少し眺めたうえで、私はこう思いました。
「世界遺産のグローバル・ストラテジー」に似ているな…と。
詳細はリンクから見てもらえばわかるんですけど、要は、
遺産の不均衡を無くそう!色んな地域、色んな時代の遺産を登録しよう!
ってことです。
日本遺産が47都道府県すべてにあるのは「地理的な不均衡を無くすため」って考えたんです。
東京だけ日本遺産が無かったら不公平じゃないですか。
これが日本遺産の登録はグローバル・ストラテジーと似ていると考えた理由。
そこでです。そうやって考えると今後は日本遺産の新規登録が難航しそうな都道府県が見えてきますよね。そう、兵庫県です。理由は2つ。
- 地理的不均衡。もう沢山遺産があるんだから他の地域の遺産登録に注力すべき
- 時代的不均衡。兵庫県の遺産は江戸時代に偏っている。
縄文や、平成などの評価されにくい時代区分の遺産を登録すべき
これが兵庫県が日本遺産登録されにくいと考えた理由です。
まぁ私は認定する立場ではないので本当に認定されないかは知りませんが笑。
まとめ
今回は、都道府県別に日本遺産の登録件数をランキング形式で紹介しました。
結果、最多は兵庫県(9件)と。「日本遺産を巡る旅」を楽しむにはうってつけの県です。
また、世界遺産の「グローバル・ストラテジー」の視点から、
兵庫県が「今後は登録が難しいかもしれない」という考察をたてましたね。
行きたい場所が決まっているならそれが一番ですが、
登録件数の多い県を軸に旅を組むのもありかもしれませんよ。
47都道府県に広がる日本遺産。
次の旅の目的地、ランキングから見つけてみてはいかがでしょうか?
ここまでご覧いただきありがとうございました。またおいでくだされ。