日本遺産検定3級|応用模擬問題【全10問・解説つき】

にほけん

日本遺産検定対策
こんにちは、朝型旅人です。

この記事では、日本遺産検定3級を受けようと思っている方へ向けて、
独自の模擬問題を10問出題しています。

一緒に勉強がんばりましょー!!!

この記事の難易度

本記事は【3級・応用問題編】です。
他の3級試験は下のリンクより飛ぶことができます。

3級・傾向分析編
3級・合格対策編
3級・基本問題編
3級・実践問題編(2025.12.26公開予定)

日本遺産検定3級の応用問題をPDFで解きたい方は、こちらでダウンロードできます。

日本遺産検定3級模擬【応用問題】_問題
日本遺産検定3級模擬【応用問題】_解答解説

問題【全10問】

各問題のすぐ下に解答あります!
また全問題の最後に解説を記載しております。

Q1.日本遺産「古代人のモニュメント」における古墳では、日本独自の形である前方後円墳をはじめとして、円墳や方墳が現存している。また、この地域の古墳は日本で唯一である特徴を有している。その特徴とはどれか。

1.建築物がほとんどない
2.城館密集地帯である
3.六感を癒すといわれている
4.全部の古墳が4世紀に造られた

解答はこちら

1.建築物がほとんどない

Q2.16世紀頃に始まった南蛮貿易の物資を運ぶ経路として利用され、九州の大動脈として活躍した長崎街道は、どのような愛称で呼ばれているか。

1.チョコレートロード
2.ナンバンロード
3.シュガーロード
4.カステラロード

解答はこちら

3.シュガーロード

Q3.綿やイ草などの換金作物を盛んに生産してきた岡山県倉敷は、年間出荷額一位の「○○のまち」として知られている。○に入る語句は何か。

1.繊維
2.碧玉
3.ガラス
4.ワイン

解答はこちら

1.繊維

Q4.忍城の城下町として発展し、多種多様な倉庫が現存する行田は、最盛期には全国シェアの約八割を誇った「○○のまち」である。○に入る語句は何か。

1.手ぬぐい
2.頭巾
3.反物
4.足袋

解答はこちら

4.足袋

Q5.世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」を含む石見地域一帯で行われている伝統芸能で、神にささげる歌や祭りを指す言葉は何か。

1.神楽
2.浄瑠璃
3.カムイミンタラ
4.灯籠神事

解答はこちら

1.神楽

Q6.全長1,400㎞にも及ぶ四国遍路は、世界的にも珍しい「どの場所からでも巡礼を始められる」特徴を持つ巡礼路である。これを「○○型巡礼路」というが、○に入る語句は何か。

1.循環
2.回遊
3.時計
4.環状

解答はこちら

2.回遊

Q7.江戸時代、北海道・東北・北陸と西日本を結んだ西回り航路の発達により、日本経済は大きく繁栄した。この航路を用いて物資を運んだ商船「北前船」は、「○○」とも呼ばれた。○に入る語句は何か。

1.動く株式会社
2.動く総合商社
3.動く流通業者
4.動く棚卸業者

解答はこちら

2.動く総合商社

Q8.八ヶ岳を中心とする中部高地では、多くの黒曜石が確認される。割れ口が鋭く、加工に適したため、人々の暮らしに広く用いられた。この中部高地の黒曜石鉱山では、何時代から採掘が始まったか。

1.旧石器時代
2.縄文時代
3.弥生時代
4.古墳時代

解答はこちら

2.縄文時代

Q9.群馬県館林市は、沼によって人々の文化が育まれた場所である。各沼には特色があり、館林城をぐるりと取り囲む「城沼」は特に「○○」と呼ばれた。○に入る語句は何か。

1.実りの沼
2.里沼
3.祈りの沼
4.守りの沼

解答はこちら

4.守りの沼

Q10.北海道の最東部・根室海峡では、漁の傍らで畜産農業も営む”半農半漁”の暮らしが行われていた。ここで特に多く獲れた魚は何か。

1.鮭(サケ)
2.鯨(クジラ)
3.鰊(ニシン)
4.鱈(タラ)

解答はこちら

1.鮭(サケ)

解説

Q1.日本遺産「古代人のモニュメント」における古墳では、日本独自の形である前方後円墳をはじめとして、円墳や方墳が現存している。また、この地域の古墳は日本で唯一である特徴を有している。その特徴とはどれか。

1.建築物がほとんどない
2.城館密集地帯である
3.六感を癒すといわれている
4.全部の古墳が4世紀に造られた

古代人のモニュメント」からの出題。
1が正解。周囲の景観が大きく改変されず、古墳だけがぽつんと残っている点が特徴。
2は「忍びの里 伊賀・甲賀」の説明。
3は「六根清浄と六感治癒の地」の説明。
4は誤答肢。古墳の作成時期は4~7世紀と幅広い。

Q2.16世紀頃に始まった南蛮貿易の物資を運ぶ経路として利用され、九州の大動脈として活躍した長崎街道は、どのような愛称で呼ばれているか。

1.チョコレートロード
2.ナンバンロード
3.シュガーロード
4.カステラロード

砂糖文化を広めた長崎街道」からの出題。
3が正解。長崎街道は遺産名の通り、砂糖文化を各地へ広めたことからこう呼ばれる。
1,2,4は誤答肢。

Q3.綿やイ草などの換金作物を盛んに生産してきた岡山県倉敷は、年間出荷額一位の「○○のまち」として知られている。○に入る語句は何か。

1.繊維
2.碧玉
3.ガラス
4.ワイン

一輪の綿花から始まる倉敷物語」からの出題。
1が正解。繊維に強いことで世界のジーンズ産業にも影響を与えていることを確認。
2は「『碧玉と歩む物語』小松」の説明。
3は誤答肢。
4は「日本ワイン140年史」などの説明。

Q4.忍城の城下町として発展し、多種多様な倉庫が現存する行田は、最盛期には全国シェアの約八割を誇った「○○のまち」である。○に入る語句は何か。

1.手ぬぐい
2.頭巾
3.反物
4.足袋

和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」からの出題。
4が正解。多種多様な蔵とは「足袋蔵」のこと。
1,2,3は誤答肢。

Q5.世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」を含む石見地域一帯で行われている伝統芸能で、神にささげる歌や祭りを指す言葉は何か。

1.神楽
2.
浄瑠璃
3.カムイミンタラ
4.灯籠神事

神々や鬼たちが躍動する神話の世界」からの出題。
1が正解。石見地域で行われた神楽を特に「石見神楽」という。
2は誤答肢。
3は「カムイと共に生きる上川アイヌ」の説明。
4は「灯り舞う半島 能登」の説明。

Q6.全長1,400㎞にも及ぶ四国遍路は、世界的にも珍しい「どの場所からでも巡礼を始められる」特徴を持つ巡礼路である。これを「○○型巡礼路」というが、○に入る語句は何か。

1.循環
2.回遊
3.時計
4.環状

「四国遍路」」からの出題
2が正解。この巡礼路は1200年以上にわたって継承されている点も注目。
1,3,4は誤答肢。

Q7.江戸時代、北海道・東北・北陸と西日本を結んだ西回り航路の発達により、日本経済は大きく繁栄した。この航路を用いて物資を運んだ商船「北前船」は、「○○」とも呼ばれた。○に入る語句は何か。

1.動く株式会社
2.動く総合商社
3.動く流通業者
4.動く棚卸業者

荒波を越えた男性たちの夢が紡いだ異空間」からの出題。
2が正解。名前の通り、登録地が多くに点在しているが、そこまで覚える必要はない。
1,3,4は誤答肢。

Q8.八ヶ岳を中心とする中部高地では、多くの黒曜石が確認される。割れ口が鋭く、加工に適したため、人々の暮らしに広く用いられた。この中部高地の黒曜石鉱山では、何時代から採掘が始まったか。

1.旧石器時代
2.縄文時代
3.弥生時代
4.古墳時代

星降る中部高地の縄文世界」からの出題。
2が正解。黒曜石=縄文時代と覚えれば十分。
1,3,4は誤答肢。

Q9.群馬県館林市は、沼によって人々の文化が育まれた場所である。各沼には特色があり、館林城をぐるりと取り囲む「城沼」は特に「○○」と呼ばれた。○に入る語句は何か。

1.実りの沼
2.里沼
3.祈りの沼
4.守りの沼

里沼(SATO-NUMA)」からの出題。
4が正解。「城沼→城→守り」でイメージすると覚えやすい。
1は同遺産「多々良沼」の説明。消去法で覚えるのがおすすめ。
2は遺産名そのものなので誤答肢。
3は同遺産「茂林寺沼」の説明。「寺→祈り」のイメージ。

Q10.北海道の最東部・根室海峡では、漁の傍らで畜産農業も営む”半農半漁”の暮らし行われていた。ここで特に多く獲れた魚は何か。

1.鮭(サケ)
2.鯨(クジラ)
3.鰊(ニシン)
4.鱈(タラ)

「鮭の聖地」の物語」からの出題。
1が正解。「カムイ(神)からの贈り物」とされていた存在。
2は「鯨とともに生きる」の説明。
3は「江差の五月は江戸にもない」の説明。
4は誤答肢。

講評

おつかれさまでした~!
3級・応用問題編】に挑戦してくださって、ありがとうございます。

今回の応用問題は、基本問題編よりもレベルを上げて、遺産そのものをしっかりと理解できているのかを問うような問題にしてみました。

…正直3級の問題にしては難易度が高かったと思います笑。
これ満点だったら十分に合格できますよきっと。

【3級・基本問題編】から変更した点を軽くまとめておきますね。

まず、問題文そのものの分量を増やしました
遺産の特徴や背景を文章に組み込んだ形式ですね。実際の日本遺産検定もこんな感じなんですよ。その空気感に近づけてみました。

また、誤答選択肢にも力を入れました。他の日本遺産の用語を混ぜ、架空の単語を入れて、
“なんとなく聞いたことある…”では突破できない二択を作るようにしました。

ただ、細かい人名や地名は解答にあえて入れず、遺産の概要を問うようにしました。
3級は全体像が理解できていれば合格できるのでこのような形式に。

そして、次の【3級・実践問題編】では、日本遺産検定3級の過去問を踏まえつつ、より本番に近い問題を用意してます。難易度は基本と応用の中間くらい

時間あったらそちらも挑戦してみてください。
それでは、おつかれさまでした~!

次の模擬問題はこちら

続けて解きたい方はこちらからどうぞ!!

3級・傾向分析編
3級・合格対策編
3級・基本問題編
3級・実践問題編(2025.12.26公開予定)

🙏時間あれば……🙏

よろしければ、ご感想をお聞かせください!

この記事は、朝型旅人の主観メインで作成しております。

「ここが分かりやすかった」
「この部分をもっと知りたい」
「次は〇〇の遺産を扱ってほしい」

など、どんな内容も大歓迎です。
いただいたご意見は、今後の記事改善や、問題作成に活かしていきます。

また、いただいた質問は後日まとめて “Q&Aページ” として公開する予定です。

こちらから募集していますので、よろしくお願いいたします!
お問い合わせ

タイトルとURLをコピーしました