【地域のストーリーを日本遺産として捉える】
こんにちは、朝型旅人です!
この記事では「石狩川上流域」に息づく歴史や文化、そこに込められた“物語”を、日本遺産の視点からわかりやすく紹介します。
読み終わるころには、ただの観光や知識ではなく、「石狩川上流域」という地域の奥深い魅力にきっと惹きこまれているはずです。
観光地としての上川アイヌ
今回紹介する場所は主に北海道の石狩川上流域あたりですかね。
北海道のど真ん中らへん。
旭川市を拠点に観光するのがおすすめです。
北海道はでっかいどうなのでレンタカー移動推奨。
観光地は、絵本みたいな世界を楽しめる「上野ファーム」とか、ジェットコースターみたいな道路「就実の丘」とか様々。

個人的には観光客が多すぎず、自由に歩き回れるのが良いところですね。
北海道なのでグルメも申し分なし。
最高ですね。
決して派手な観光地とは言えないけど、場所そのものを味わうことができる
──そんな旅ができますね。
上川アイヌの日本遺産ストーリー
今回紹介する遺産、登録名は「カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~」です。ちょっと長いですね笑。
カムイってのはアイヌの言葉で「神」という意味です。
んでアイヌの人々は人間を取り巻くすべてにカムイが宿っていると考えていました。
例えば「川は山へ遡る生き物」だと考えて崇拝してたほど。
身の回りすべてと共に生きていたんですね。
このくらい謙虚な方が性格良く生きられそう。
アイヌの共生については世界遺産の「知床」でもまとめてます。
暇だったら見てやってください。
すべてを神として捉えていたアイヌの人たちにとって、聖地はいっぱいありました。
まぁすべてが神様なんだからすべてが聖地なんですけど。
日本遺産にもその名前が冠されている大雪山ってのももちろん聖地です。
まぁ名前の通り雪山ですね。
アイヌの人々は「カムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)」って呼んでました。

アイヌの人たちにとって大雪山は食料の宝庫でもあり、天災を招くものでもありました。
全ては神のみぞ知るってことですね。
似ている世界遺産

私が似ていると考えた世界遺産はニュージーランド・トンガリロ国立公園です。
まずはトンガリロ国立公園の説明からですね。
- 1990年登録の複合遺産
- 先住民マオリの聖地
- 国鳥キウイをはじめとした多様な動植物が原生
似ている箇所は、
- 自然そのものが信仰の対象である
- 自然との共生が地域文化を形成した
です。「自然との共生」が今回の遺産においては一番重要なことなのでトンガリロ国立公園を似ている世界遺産と考えました。
また、トンガリロ国立公園は世界で初めて文化的景観が認められた世界遺産でもあります。
上川アイヌも申請したら世界遺産になりそうですけどね。
登録基準ⅲ、ⅴ、ⅵとかで。
いや、でも世界遺産はモノを重視しがちだから無形文化遺産の方が現実的ですかね。
「アイヌ古式舞踊」は既に登録されてるから、今後は上川アイヌの独自の儀礼や信仰観を含めた“範囲拡大”という形での申請はありかも。まぁ主観ですが笑。
目に見えない“心の遺産”だからこそ、しっかりと未来につないどきたいですけどね。
まとめ
上川アイヌの人々は、大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び、
自然と共に生きる道を選んでました。
派手な建築や大きな遺構があるわけではありませが、
今も残されている美しい自然が“物語”を示しています。
こういう自然との共生とかも学校で教えて欲しいですけどね。
未来へと残していくべき本当の遺産はこういうものだと感じました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。またおいでくだされ。