「日本遺産検定」受ける前に知っておきたい基礎知識まとめ

にほけん

地域のストーリーを日本遺産としてたどる
こんにちは、朝型旅人です!

この記事では、始まったばかりの日本遺産検定について、わかりやすく紹介していきます!読みたい箇所が決まっている場合は目次から飛んじゃってください!

日本遺産とは

日本遺産とは、文化庁が2015年に創設した認定制度です。地域の歴史的魅力や特色を「ひとつの物語(ストーリー)」としてまとめているものを指します。

世界遺産が「価値の高い文化財そのもの」を登録するのに対し、
日本遺産は文化財を取り巻く背景まで丸ごと認定するのが特徴です。

日本遺産検定とは

本検定を主催しているのは日本遺産普及協会です。
より詳細な情報を探される方は【公式】日本遺産検定を参照ください。

日本遺産をより広めるために作られた、文化庁後援の公式検定です。

この検定試験は2023年に始まったばかりで、3級、2級、1級、ソムリエマイスターの4つの級があります。

3級試験に合格すると、日本遺産ソムリエとして活動することができるようになります。

具体的には、ソムリエ同士の交流会に参加できるようになり、日本遺産の学びの場を継続して提供してもらえます。

日本遺産検定は併願受験をすることが可能ですが、2級は3級合格者、1級は2級合格者しか受けることができません。そのため、併願受験で飛び級合格することはできません

各級の難易度

3級

日本遺産ストーリーに関する基本知識を問われる級です。
問題数は70問の選択式で、60点以上で合格。

公式テキストを一読すれば十分に合格できます。

難易度:易しめ
想定勉強時間:10時間

2級

日本遺産ストーリーに関する詳しい知識を問われる級です。
問題数は80問の選択式で、70点以上で合格。

公式テキストを一読すれば十分に合格できます。

難易度:やや易しめ
想定勉強時間:30時間

1級

日本遺産ストーリー全般の深い理解と応用を問われる級です。
問題数は100問の選択式で、80点以上で合格。

公式テキストの範囲を大幅に超える問題が出題されます。

日本遺産ポータルサイトで、各遺産の「構成文化財」などのページに関連する事項を中心に勉強が必要です。

難易度:かなり難しめ(公式サンプル問題より判断
想定勉強時間:200時間

ソムリエマイスター

日本遺産を自分の言葉で発信できるかを問われる級です。
受験形式はオンライン集団面接や記述解答など。

合格者には「日本遺産講座の講師、日本遺産ツアーのガイドなどで活躍が期待できる力」が求められています。

公式サイトにもサンプル問題(質問)が無いため、難易度の詳細は判断できませんが、求められる役割から考えて、相当の難易度であると推測されます。

難易度:不明
想定勉強時間:不明

受験するメリット、デメリット

旅が楽しくなる

日本遺産は「ストーリー全体」で捉えるというのが特徴です。本試験を通じて、様々な日本の地域に興味がわき、観光の満足度が数段上がるようになります。

「なぜこの文化が生まれたのか」「どんな歴史が重なっているのか」
そうした文脈を知ることで、同じ景色でも見え方がまったく変わります。

日本の地域文化への理解が深まる

日本遺産は約100件あり、近世の建築史から食文化、信仰、自然地形、港町の交流史まで、幅広いジャンルにわたっています。

世界遺産検定とは違い、あくまで「国内の多様性」に特化しているため、日本の文化を体系的に知るのに最適です。

合格後のソムリエ制度が面白い

日本遺産検定3級に合格すると、日本遺産ソムリエとして登録され、交流会やイベントに参加できるようになります。

旅好き同士で繋がって話し合うことで新しい視点を得ることができるのも魅力です。

学習範囲がはっきりしていて勉強しやすい

3級と2級に関しては、公式テキスト、ポータルサイトを覚えれば合格できるため学びやすいです。1級試験以降はまだ何とも言えませんが、文化系、旅行系の資格に興味のある方は始めやすい資格です。

認知度が高くない

2023年に出来たばかりの資格なので、資格としての知名度は低めです。
履歴書効果はそこまで見込めないとおもいます。

知名度でいうと「世界遺産検定」の方が上です。

実用的ではない「趣味寄り」な資格

日本の地域文化に根付く体系的な知識が身につく半面、実務に直結しにくい資格です。

実用面では「旅行業務取扱管理者」の方が上です。

日本遺産検定はこんなひとにおすすめ

  • 旅先の背景をもっと深く知りたい
  • 日本文化を体系的に学んでみたい
  • 趣味として文化・歴史の勉強をしたい

この検定で学んだ知識を趣味に活かしたいと思う方におすすめの資格です。

日本遺産検定の対策記事一覧

ここでは朝型旅人が作成した、検定対策記事をまとめています。

基礎から実践レベルまで順に学べるので、初心者の方でも迷わず勉強を進められます。
気になるところから読んでいただければ大丈夫です!

3級・傾向分析編(2025.12.15に公開予定)
3級・合格対策編(2025.12.15に公開予定)
3級・基本問題編(2025.12.19に公開予定)
3級・応用問題編(2025.12.22に公開予定)
3級・実践問題編(2025.12.26に公開予定)

以下、日本遺産用語一覧

ストーリー

地域に点在する文化財や、歴史的背景、風習、自然、伝承などを一つの”物語”として再構成したもの。

ストーリーは9テーマに分類され、日本遺産はどれかのテーマに該当している。(複数該当することもあり)

テーマは、

  • 歴史      (ex.未来を拓いた「一本の水路」)
  • 食       (ex.日本茶800年の歴史散歩)
  • 信仰      (ex.「桃太郎伝説」の生まれたまちおかやま)
  • 祭り      (ex.神々や鬼たちが躍動する神話の世界
  • 自然・地理   (ex.究極の雪国とおかまち
  • 人々の暮らし  (ex.”日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島)
  • まち並み・建築 (ex.レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」)
  • 産業・工芸   (ex.「ジャパンレッド」発祥の地)
  • 地域間交流   (ex.古代日本の「西の都」

の9つ。

地域型日本遺産

単一の市町村内でストーリーが完結しているストーリー。
ex.日が沈む聖地出雲月の都 千曲

シリアル型日本遺産

複数の市町村にまたがってストーリーが展開するストーリー。
ネットワーク型とも
ex.「四国遍路」、海を越えた鉄道

日本遺産プロデューサー派遣事業

日本遺産を通じた地域活性化を支援する事業のこと。

日本遺産のブランド力向上と、各認定地域が抱える課題・ニーズへの対応を目的とする事業。専門的知見を有するプロデューサー等を現地に派遣し、地域の取組に対して指導・助言を行うほか、優良モデルの事例を共有して、日本遺産全体の価値向上を図る。

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