【地域のストーリーを日本遺産としてたどる】
こんにちは、朝型旅人です!
この記事では、観光のついでにちょっと気になる“日本遺産、日本遺産検定”を、わかりやすく紹介していきます!読みたい箇所が決まっている場合は目次から飛んじゃってください!
日本遺産とは
2015年から文化省が認定している遺産。
特徴は以下の通り。
- 単なる建物、遺跡の単体(点)ではなく、遺産を一つの物語(面)として捉える
- 遺産認定で地域経済の活性化や文化継承を後押しする
- 日本国内の文化的価値に焦点を当てる
- 伝統芸能、食文化などさまざまなテーマがある
- 根底には人間的価値が秘められている
世界遺産でいう「無形文化遺産」のようなものに少し似ているが、世界遺産は「無形文化」そのものの保護・継承に特化しているが、日本遺産は文化だけでなく、「地域の物語全体」を評価している。
日本遺産検定とは
詳細は【公式】日本遺産検定を参照。
日本遺産をより広めるために作られた、文化庁後援の公式検定。2023年に始まったばかりの検定で、2025年現在1級は始まっていない。第一回1級試験は2026年1月開催予定。
この検定の大きな特徴は合格がゴールではなく、スタートであること。
検定に合格すると、日本遺産ソムリエとして活動することができる。ソムリエ同士の交流会に参加できようになり、継続して日本遺産の学びを深めることができる。
目的
地域活性化を図る。
日本遺産のストーリーを理解し、日本遺産を語り継ぐ人材を増やすことも目的。
また、日本遺産を紹介するマーケティング人材の育成も兼ねている。
各級の難易度
3級:日本遺産104件のストーリーに関する基本知識を問う
2級:日本遺産104件のストーリーに関する詳しい知識を問う
1級:未開催(2025年現在)
3級、2級ともに公式テキスト、日本遺産公式WEBページを熟読すれば十分に合格することが可能なレベル。また、対策講義も出ているのでそちらでの勉強も可能。
ストーリーとは
地域に点在する文化財や、歴史的背景、風習、自然、伝承などを一つの”物語”として再構成したもの。全部で9つのテーマがあり、日本遺産はどれかのテーマに該当している。
テーマは、
の9つ。
地域型日本遺産とは
単一の市町村内でストーリーが完結するもの。
ex.日が沈む聖地出雲、月の都 千曲
シリアル型日本遺産とは
複数の市町村にまたがってストーリーが展開するもの。
ネットワーク型ともいう。
ex.「四国遍路」、海を越えた鉄道